2008年07月24日
名もない話 第4話
これは名もないお話です。
今日も表紙を開いてみましょう。

女の子は今日はいつもと反対の方向を見ることにしました。

あ、あそこに何かいる!
よく見ると、そこには女の子と同じような羽を生やした人があぶくに乗ってフワフワと
浮いていました。

二人は目を合わせてニッコリと微笑み合いました。
何も話さなくても心が通じ合ったような気がしました。
それだけでもう二人は友達でした。

女の子はもう一人じゃありません。
一緒にあぶくに乗って流れのままにフワフワと漂います。
通り過ぎるクジラに、「エッヘン」とばかりにウィンクをしてみせると、
クジラも愉快そうに得意の潮を噴き上げます。

その後二人がどう暮らしているのか、今では知る人もいません。
きっと二人で楽しく暮らしているに違いないと私は思うのです。
作:藍子
今日も表紙を開いてみましょう。

女の子は今日はいつもと反対の方向を見ることにしました。

あ、あそこに何かいる!
よく見ると、そこには女の子と同じような羽を生やした人があぶくに乗ってフワフワと
浮いていました。

二人は目を合わせてニッコリと微笑み合いました。
何も話さなくても心が通じ合ったような気がしました。
それだけでもう二人は友達でした。

女の子はもう一人じゃありません。
一緒にあぶくに乗って流れのままにフワフワと漂います。
通り過ぎるクジラに、「エッヘン」とばかりにウィンクをしてみせると、
クジラも愉快そうに得意の潮を噴き上げます。

その後二人がどう暮らしているのか、今では知る人もいません。
きっと二人で楽しく暮らしているに違いないと私は思うのです。
作:藍子
Posted by Sanctuary Products at 06:30│Comments(0)
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