2008年08月07日
名もない話 第8話
これは名もないお話です。
今日も表紙を開いてみましょう。

女の子は友達を探しに行くことにしました。

友達は飽きもせずフワフワと漂っていました。
けれど、今しがた目の前で起こった出来事に興奮気味です。
「ねぇ、あなた知ってる?この海の上に世界があるんですって。」
「ねぇ、あなた知ってる?地上というところはとても素晴らしいんですって。」
友達は想像に胸一杯という表情で、うっとりとしています。
「それよりも、こっちへ来て。女の人がいるのよ。」
「ああ、その人ならね、私たちの仲間なのよ。」
「地上にあこがれて、地上で暮らしているんですって。」
やっぱり、同じ種類の人なんだわ。
いつ目を覚ますのかしら、と振り返ると、彼女の姿はどこにも見えません。
あちこち探してもどこにも姿はありません。
「あ、あの人クジラとお話していたわ。」
「おーーい、クジラさん!」
けれどもそんな時に限ってクジラはどこか遠くへでも行ったのかいないのです。
「おかしいわねぇ・・・。」

続きはまた別の機会に。
作:藍子
今日も表紙を開いてみましょう。

女の子は友達を探しに行くことにしました。

友達は飽きもせずフワフワと漂っていました。
けれど、今しがた目の前で起こった出来事に興奮気味です。
「ねぇ、あなた知ってる?この海の上に世界があるんですって。」
「ねぇ、あなた知ってる?地上というところはとても素晴らしいんですって。」
友達は想像に胸一杯という表情で、うっとりとしています。
「それよりも、こっちへ来て。女の人がいるのよ。」
「ああ、その人ならね、私たちの仲間なのよ。」
「地上にあこがれて、地上で暮らしているんですって。」
やっぱり、同じ種類の人なんだわ。
いつ目を覚ますのかしら、と振り返ると、彼女の姿はどこにも見えません。
あちこち探してもどこにも姿はありません。
「あ、あの人クジラとお話していたわ。」
「おーーい、クジラさん!」
けれどもそんな時に限ってクジラはどこか遠くへでも行ったのかいないのです。
「おかしいわねぇ・・・。」

続きはまた別の機会に。
作:藍子
Posted by Sanctuary Products at 06:30│Comments(0)
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